問いの設定について

前回の投稿で、本当に知りたいことをリサーチクエスチョンにどう設定するかということで、概括的な問い(タイプAクエスチョン)を設定し、具体的な問い(タイプBクエスチョン)に分割していく方法を試してみました。

すると、分割した問いは、本当に知りたいことから離れてしまう感じがしました。

10月16日(金)は、川崎良孝先生の図書館情報学特講Ⅰ (図書館論) がありました。

そこで川崎先生は、「大きな問題を設定して、小さな問題に取り組むのが良い。小さな問題でも、全体に跳ね返るような問題を選択するのが良い」と話されました。

前の週(9日)の授業では木のイラストを描いて、「流行りである分野の枝葉の部分を取り上げると無限の階段を上るようなもので研究がずっと終わらない可能性がある。枝葉の部分よりも大きな幹や根の部分を取り上げた方が良い」ということもおっしゃっていました。

いずれも抽象的な表現で、きちんと理解できたわけではありませんが、分割した小さな問いでも、全体に影響するようなものを選ぶといいんだな、というイメージは出来ました。
その小さな問いは何やねん、というのがまだまだ見えてこないのですけれど。

 

『原因を推論する』をようやく読了。

久米郁男 著.  原因を推論する =.  有斐閣, 2013.11. 272p ; ISBN 978-4-641-14907-6

原因を推論する:政治分析方法論のすゝめ

原因を推論する:政治分析方法論のすゝめ